次世代モビリティ連携を視野に入れたドローンポート&管理システム
2022/6/21
トヨタ自動車株式会社 様
トヨタ自動車が開発しているモビリティ連携システムに対し、ドローンの統合管理・制御に強みを持つブルーイノベーションが開発をサポート。物流ドローンの社会実装に向け取り組んでいます。
ラストマイル物流などの分野で、ドローンの運用省力化や連続運行を目的として、
ドローンの飛行以外の付帯作業を自動化する事が求められています。
ドローンポートは荷役と充電等の作業を自動化し、ドローンや外部システムと連携して運行を管理します。このシステムによりドローン運用における付帯作業の省人化に寄与します。ユースケースに応じて、機能を選択することで様々な用途に適応可能です。
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※開発中のため、仕様は予告なく変更する可能性があります。
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着陸
マーカー等の誘導や風の影響を抑制することにより正着性を向上させます。
荷役作業等を行うために、矯正機構を用いて所定の位置へドローンを搬送します。
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無人荷役(積込み)
ドローンの荷役装置とポートの装置を連携させ、荷物をドローンへ積み込みます。
荷物の配送先に応じて、飛行経路を選定しドローンへ転送します。
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離陸
機体の飛行準備が整い、管理システムで飛行許可が判断できた段階で目的地へ飛行開始します。
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無人荷役(受取)
ポートは荷物をドローンから受取る事も可能です。
荷物への衝撃を抑えたい荷物や、荷物を貯蔵しておきたい用途でご利用いただけます。
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UGV 連携
ポートを介して地上機と荷物を授受することで、ドローンと 地上機を組合わせて運用するシーンに活用いただけます。
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可搬性
軽量かつ分割構造により搬送や設置の自由度を向上しています。
ブルーイノベーションのポート国際標準化(ISO)への取り組み
ブルーイノベーションは国際標準化機構(ISO)において日本発となるバーティポートのISO規格化を提言し、2020年9月から、有人・無人航空機の離発着を管轄する空港インフラ(SC17)のISO規格化を進めるワーキンググループの議長を務めています。
さらに、そのワーキンググループ内のプロジェクトである「Infrastructure and equipment for vertiports(垂直離着陸用飛行場のインフラと設備の標準化)」のプロジェクトリーダーも務めており、安心・安全なバーティポートの整備、実現に向け、グローバルに取り組んでいます。なお、バーティポートのISO規格発行は2023年を目指しています。