令和6年能登半島地震 復興に向けて ドローンによる橋梁点検を輪島市内で実施
2024/3/8
球体ドローン「ELIOS 3」を活用 ライフラインの早期復旧に向け、点検員の安全を確保しつつ各種データを取得
この度の能登半島地震の影響により、被災された方々やご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げると共に、皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:熊田 貴之、以下 ブルーイノベーション)は、ドローンの業界団体である一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)※1 の指揮の元、石川県輪島市からの要請を受け、球体ドローン「ELIOS 3」による輪島市内の橋梁点検および、山間部での橋梁点検を実施しました。
本取り組みは、地震に伴う道路や橋梁の地盤隆起で生じた段差や亀裂など、目視確認が難しい箇所をドローンで撮影・確認することで、点検員の安全を確保しつつ、橋梁使用の危険性確認および復旧・修繕計画立案に必要なデータの早期収集を目的としています。
■ 活動内容
① 輪島市街地の5箇所での橋梁点検
- 実施日:2024年1月31日(水)
- 場所:石川県輪島市街地の橋梁5箇所
- 内容:輪島市街地の5箇所の橋梁において、球体ドローン「ELIOS 3」 を使用して橋梁細部の状況を撮影しました。
<球体ドローン『ELIOS 3』 高性能LiDAR 「測量ペイロード」※2で撮影した点群データ>
高精度な点群データを活用することにより、災害復旧のための修繕計画において、3Dモデルによる修繕コストの早期算出や、構造の安全性を向上することが可能になります。
② 輪島市 上和田橋(まがき線)の橋梁点検
- 実施日:2024年2月20日(火)
- 場所:石川県輪島市門前町上和田橋
- 内容:橋の安全性を確認するため、球体ドローン「ELIOS 3」を使用して、目視では確認できない箇所を撮影し、橋梁の桁下の部分や橋脚部分にひび割れがないかなどを確認しました。
■ 使用機材:「ELIOS 3」
- 桁下や箱桁などGPSの効かない環境でも安定して飛行可能
- 球体ガードと衝突耐性があるため、狭隘部に入り込んでの撮影が可能
- 上下180°チルト可能なカメラにより、床版の天面等の撮影が可能
- LEDライトにより暗所での撮影が可能
- LiDARによるリアルタイム3Dマッピングと専用のソフトウェアにより不具合箇所の位置特定が可能
■ 備考
※2 「ELIOS 3」に後付けで装脱着できる測量デバイス。人の立ち入りが困難な場所で、高精度な点群データを短時間で取得できます。
https://www.blue-i.co.jp/news/release/20240118.html
■ 参考
ELIOS 3は、ドローンを活用した橋梁点検技術として、国土交通省「点検支援技術性能カタログ」に掲載されています。
https://www.blue-i.co.jp/news/info/20230406.html
リリースの全文はこちら(PDFファイル:750KB)
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