【点検】ドローンによる屋内点検が選ばれる理由!見積りと点検の流れ・注意点

2023/6/1

ドローンを使った屋内点検が選ばれる理由は?見積りや点検の流れ・注意点も解説

煙突や配管など人の立ち入りが困難な場所でも、ドローンを使えば短時間で安全な屋内点検が可能です。さらに、ドローンはコスト削減や作業効率化などのメリットも提供します。ドローン点検の見積りや実施の流れ・注意点などを解説します。

ドローンによる屋内点検が選ばれる理由

設備を点検するドローン

近年、点検作業の現場でドローンの活用が広がっています。特に屋内設備の点検では、人間がアクセスするのが難しい場所でも、ドローンを使えば短時間で安全に点検が可能となります。ドローンを使った屋内点検が選ばれる理由は主に3つあります。

コスト削減

ドローンを用いた屋内点検は、従来の手法に比べて大幅なコスト削減が可能です。例えば高所や狭い場所の点検では、足場の設置や特殊な装備が必要であり、多くの労力と時間、費用がかかることが一般的です。しかし、ドローンを使えばこれらのコストを大幅に抑えることができます。

また、特定の施設の点検では、ヘリコプターや特殊な装備が必要な場合もあります。これらの費用もドローンを使用することで削減が可能です。さらに、ドローンは効率的な作業を可能にするため、人件費の削減にもつながります。これらの理由から、ドローンを用いた屋内点検はコスト削減に大いに寄与します。

一方、ドローン導入にあたっては初期投資や保守費用も考慮する必要があります。しかし長期的な視点で見れば、これらのコストは点検作業の効率化や安全性向上により十分に回収可能です。

作業効率化

ドローンを使用することで、点検作業の効率向上が図られます。例えば埋設配管の点検では、点検ドローン「ELIOS 2」を用いることで作業時間が「5日から2時間」に大幅に短縮されました。長距離にわたる配管内から、損傷箇所を早期に把握することが可能となり、修理計画を迅速かつ正確に立てることができます。

このように、ドローンを用いることで人間が行う点検作業よりも効率的に、かつ高精度な結果が得られ、大幅な時間短縮が可能となります。

安全性の向上

ドローンを用いた屋内点検では、人間による手作業に比べて安全性が大幅に向上します。例えば、放射線が出ている原子力発電所の点検や、傾斜のある水力発電所の鉄管の点検など、人間が近づくことが困難または危険な環境でもドローンは安全に対応します。また、高所の点検や狭い空間での点検も容易に行え、作業員の負担を軽減し、事故のリスクを大きく減らすことが可能です。

さらに、ドローンの飛行ルートを事前に設定することで、防爆エリアや上空飛行禁止エリアなどの考慮が必要な場所でも安全に点検を行うことができます。このようにドローンによる屋内点検は、安全に高精度な点検を実施する強力なツールとなります。

ドローン点検・測量|屋内

ドローンを使った屋内点検の見積りに影響する要素は?点検の流れと注意点

ファイルを見る作業員

ドローンを使った屋内点検の見積りには、以下の3つの要素が大きく影響します。

ドローンの種類・性能

ドローンの種類や性能は、屋内点検の見積りに大きく影響します。特に、高品質な画像やデータが必要な場合、高性能なドローンを使用することが求められます。

業務用のドローンは、一般用途型に比べて多機能で、高解像度のカメラを搭載しているものがほとんどです。これにより、より詳細な点検や分析が可能となります。また、飛行時間が長いため、広範囲の点検も一度に行うことができます。しかし、これらの高性能なドローンは一般用途型に比べて高価であるため、その分見積り価格に反映されます。

これらの性能差により、どの程度の精度で何を点検するかによって、見積りの価格は大きく変動します。

対象となる設備の規模・複雑さ

屋内点検の見積りは、その対象となる設備の規模と複雑さに大きく影響を受けます。例えば、大規模な倉庫や工場では広範囲をカバーする必要があるため、点検にかかる時間や労力が増え、それに伴い費用も高くなるでしょう。逆に、小規模でも複雑な構造を持つ場合、例えば吹き抜けや天井裏など、人間がアクセス困難な場所であればあるほど、ドローンの活用価値は高まります。

また、特定の設備に特化した技術や知識を必要とする場合や、特別なドローンを使用する必要がある場合も、見積りは高くなる可能性があります。これらの要素を踏まえて、適切なサービスを選ぶことが重要です。

必要なサービスの内容

ドローンを使用した屋内点検の見積りに影響するポイントとして、必要となるサービスの内容も重要です。単純な点検だけでなく、各種解析や詳細な報告書作成、映像データの提供などが必要な場合、それらのサービス内容に応じて見積り額は変わります。

例えば配管やダクトの点検であれば、ドローンの運用だけでなく、得られたデータをもとにした詳細な分析や3Dモデルの作成、ガス検知などの追加サービスが必要となる場合があります。そのため見積り時には、必要なサービスの詳細を明確に伝えることが大切です。

ドローン点検の流れと注意点

ドローンを活用した屋内点検は、お客様からの問い合わせを受けた後、事前に設備の規模や対象範囲の確認、ドローンの選択などの準備を行います。その後、専門スタッフによる屋内飛行による設備点検が行われ、撮影データは後から解析されます。点検結果は報告書としてお客様に提供されます。

また、ドローン点検の際には法規制や安全への配慮も重要です。ドローンの飛行は法律により規制されており、航空法などの法規制に則った適切な許認可が必要となる場合があります。また、使用するドローンの種類によっては特別な許可が必要となります。さらに、騒音や振動による設備の影響や人への安全確保など、周囲への影響を最小限に抑える配慮が求められます。

ブルーイノベーション株式会社はプラントや発電所など、国内外250ヶ所以上でドローンによる点検・測量を行ってまいりました。経験豊富なパイロットが操縦し、円滑なコミュニケーションで迅速かつ正確な点検を実施します。設備・施設のドローン点検をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

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事業内容

複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのベースプラットフォームであるBlue Earth Platform(BEP)を軸に、以下ソリューションを開発・提供しています。

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