ELIOS 3のサーマルセンサーで絶対温度の測定が可能となるソフトウェアアップデート
2024/12/10
ELIOS 3に標準搭載されているサーマルセンサーにつきまして、従来は相対温度で測定されていましたが、この度、ソフトウェアを最新版にアップデートすることで絶対温度の測定が可能になりました※1ので、お知らせいたします。
これまで、相対温度の測定では温度の高低状況のみのデータ取得でしたが、今回のソフトウェアアップデートにより、絶対温度の測定が可能となり、温度を数値でデータ取得することが可能※2となります。
これにより、定量的な計測・検査の実施が可能となり、点検後の施策の検討がさらに具体的となるほか、緊急点検時など、安全確保における閾値の確認、といった効果が期待されます。
なお、本アップデートはELIOS 3のユーザーであれば、ハードウェアの交換なく、ソフトウェアのアップデートのみでどなたでも無料で行うことができます。
※1:アップデート以前に記録したデータを絶対温度で表示することはできません。
※2:測定可能温度範囲・測定誤差は、ハイゲインモードの場合、-10~+140℃の範囲で誤差±5℃もしくは±5%です。
ローゲインモードの場合、-10~+400℃の範囲で誤差±10℃もしくは±10%です。
今回のソフトウェアアップデートには、ELIOS 3のファームウェアのアップデート、操縦アプリ「Cockpit」への機能追加と、解析アプリ「Inspector」への機能追加が含まれています。
【Cockpitへの機能追加】
- ライブピクセル温度測定
- 温度スケールの表示
- サーマルオーバーレイ表示の設定変更
【Inspectorへの機能追加】
- 複数ピクセルの温度測定
- 温度スケールの表示、カラーマップの変更
- 温度の最大値・最小値の表示変更
- レポート出力時の項目追加
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