【イベントレポート】日本大学豊山女子高校でドローン操縦講習会を実施しました
2023/8/23
2023年8月某日、日本大学豊山女子高等学校において、ドローン操縦講習会を実施しました。
本講習会は、同高校の1年生25名に対し、同高校とブルーイノベーションが共同で取り組む特別授業「アントレプレナーシップ(起業家精神)教育」の一環で実施したものです。この特別授業は 「創造力(イノベーションを起こす力)」「指導力(マネジメント能力)」「学び続ける力(失敗を恐れず挑戦する力)」の習得を目指す2年間のカリキュラムで、与えられたテーマや課題ではなく、自らが課題を発見し、チームで試行錯誤しながら生み出したアイデアで、ドローンを用いて地域や社会に貢献することを目指しています。
授業ではテーマごとに6チームに分かれ、学校が所在している板橋区の課題を「ドローンで解決する」ことを目的に生徒自ら課題の抽出から対応方法の検討などを進めています。
「安全に」運用するための基礎知識を習得
ドローン操縦講習会の 午前中は座学講習を実施しました。
ドローンを飛行する際のルールや法規制、手続き方法、2022年12月からスタートした改正航空法についても詳しくレクチャーし、安全性の必要性と重要性を紹介。
これら法規制やルールを、各チームのテーマと照らし合わせ、
「板橋区はDID(人口集中地区)に該当する」
「板橋区は道が狭いところが多いので、建物との距離の確保ができない」
「もともと夜間の使用を考えていたので、日中の場合は、どの様に運用しようか」
など、実運用を想定した際の課題や留意点を発表しました。
基礎的なドローン操縦訓練
座学講習後の操縦実技講習では、機体やその他周辺機器に関する基礎知識、セットアップ方法、ドローンを制御するコントローラーの確認項目を講師からひとつひとつ説明を受け、理解を深めました。
そして、いよいよ操縦実技。経験豊富な講師のサポートのもと、ひとりずつ操縦訓練を行いました。
「ゲームでのコントローラーと違って、少しの力で動いてしまう。。」
「自分の目線ではなく、ドローンのカメラの視点に合わせないといけないので、難しい!」
最初は機体を起動するだけで緊張していた生徒たちも、操縦訓練を経て落ち着いて飛行できるようになり、次第に笑顔となりました。
本講習の最後は、講師が屋外でドローンを100m上空まで飛行させ、生徒はその風景をモニター上で確認しました。
上空に向けて上昇しあっという間に小さな点になったドローンから小さく見える校舎、板橋区の景色、東京都心のビル群まで、普段なかなか見ることがない景色に生徒から歓声があがりました。
ドローン操縦講習会を終えて|生徒の声
- ゲーム感覚で操縦すると事故がおきかけるので、丁寧に少しずつ動かすのが大事だと思いました。
- 今回ドローンを操作してみて、意外と危険だということがわかったので、安全面を考慮した上でテーマに沿った活用方法を考えていきたいと思います。
- 最近ニュースでも話題になっている、今後のトラックドライバーの労働者不足にドローンなどのテクノロジーを活用することでメリットが生まれると思いました。
- 道路で荷物を運ぶと時間がかかるけど、空は広いので、荷物運びやすそう。それを活かせたらと思います。
- 人間では撮れない画角の映像が撮れるので、それを地域PRに上手く使えたらいいなと思います。
本講習会を通し、ドローン運用における正しい知識を習得し、実際に自ら操縦してみることで、新たな可能性や、気付きを得ることができたようです。生徒たちはドローンの活用に向け、これからも更なるテーマ探求を進めます。
ブルーイノベーションでは、さまざまな社会問題の課題解決へ向けた人材の育成と、地域活性化を目指し、引き続き貢献していきます。
サービスや製品のご相談、お見積りなど、お気軽にお問い合わせください
お問合せ窓口 03-6801-8781
受付時間 9:00-17:00(土・日・祝日は除く)