オフィスビル清掃の新しい形。複数台のロボット掃除機ルンバを活用したBEPクリーン
2023/8/4
大成株式会社 様
ビルメンテナンス会社である大成株式会社は、「カタイ社名で、じゆうな発想」をスローガンに掲げ、最新技術を積極的に取り入れています。中でも、人材不足が深刻なオフィスビル清掃業務にiRobot社のロボット掃除機ルンバを複数台活用したオフィス向けロボット清掃ソリューション「BEPクリーン」を導入し、清掃スタッフの負担軽減に向け取り組んでいます。
オフィスビル清掃業務をロボット化する際の課題
清掃業界の深刻な課題である人手不足への対応策として、ロボット掃除機の活用による業務効率化があります。さまざまな清掃ロボットが発売される一方で、業務用の清掃ロボットは大型のものが多く、会議室や執務室などの小スペースは業務用のロボットでは清掃しづらいこと、逆に家庭用の小型清掃ロボットは小回りに優れている反面、清掃面積に限りがあることが課題となっていました。
複数台の「ルンバ」活用したBEPクリーンを採用
そこで大成株式会社では、複数台のルンバを同時に制御し、稼働状況やレポートの一括確認、管理ができるBEPクリーンに着目。まずは自社ビル内での運用をスタートしました。
「荷物や配線などの障害物が多くある執務室内の清掃をどれだけカバーし清掃スタッフの負担を軽減できるかを重視しました。BEPクリーンは非常に画期的で、ルンバを使ったオフィス清掃の新しい形としての可能性を感じました。また、今後様々なロボットと連携していくということもあり、更に運用の幅が広がっていく期待もあります。」
(大成株式会社 ファシリティマネジメント第1セクター第1事業部 課長 大谷 結城 氏)
業務効率化だけでなく、DX化へのスタッフの意識改革にも貢献
大成株式会社では、自社ビル内で、平日の日中に同時に5台のルンバが稼働し、担当者はBEPクリーン管理画面で稼働結果を確認しています。5台の稼働により清掃スタッフの作業軽減に貢献出来ているといいます。
「業務効率化もさることながら、社内の至る箇所でルンバを目にする機会があるため、当社の社員の中でロボットが稼働する環境が定着したことが大きな成果だと感じています。
今後のビルメンテナンス、ファシリティマネジメントを推進していくに当たって、ロボットを使った管理や業務のDX化は直面している課題であり、自社の社員がこういった取り組みから会社の方向性を肌で感じ、お客様への提案などに繋げていけると思います。
来客スペースにも複数台のルンバが稼働しているため、当社の取り組みをお客様にアピールできる面でも一役買っています。」
(大谷 氏)
オフィスビル清掃の新しい形として展開
自社ビル内でのBEPクリーン運用経験を踏まえ、今後はお客様に対して提案していきたいといいます。
「会議室が多く集まるフロアなど、ルンバだからこそ導入のメリットが高い場所があり、そこを複数台運用するという方法は、今後のビル清掃の新しい形として展開していきたいと考えています。
当社は清掃以外にもロボットやDXの推進を進めており、BEPクリーンを通じてそういった各セクションのプロジェクトと繋がっていくことが出来れば、より魅力の高いツールになっていくと思います。」(大谷 氏)
COMPANY PROFILE
大成株式会社
本社所在地 | 愛知県名古屋市中区栄3-31-12 |
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設立年 | 1959年 |
従業員数 | 5,478名 ※令和4年3月末現在 |
URL | https://www.taisei-bm.co.jp/ |
事業内容 | ビルメンテナンス業、警備業、駐車場の管理、建築・土木工事全般に関する請負、労働者派遣事業、太陽光発電事業、建物・公共施設等の運営管理に関する請負ならびにコンサルティング |
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