ドローン点検・測量｜屋内

タンク内部の腐食状況の確認、ボイラーのバーナー部分のクリンカの付着状況や耐火材の状態確認、煙突のライニングや埋没配管のジョイント部分や漏水・漏油等の確認、下水施設の人が立ち入れない箇所の不具合確認など、屋内での点検はGPSが効かないため、屋内用の機体でかつ、可視センサーや物理的なレーザーで安定させてホバリングできる機体で撮影する必要があります。

主な点検対象

使用機体

ELIOS シリーズ

非GPS環境下では一般的なドローンは飛行ができません。
そのため、センサーで自動制御しつつ安定飛行が可能な機体を使用します。

主な用途	デジタルツインの構築(LiDAR・SFM)、目視点検
サイズ	縦：約38cm、横：約48cm
明るさ	16,000ルーメン
搭載カメラ	可視カメラ(4K)赤外線カメラ

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主な特長・事例

タンク・ボイラー

足場設置、高所作業が不要。上空からの全体俯瞰撮影や防爆エリア外から安全に撮影ができます。

ELIOS2で撮影したボイラー内部。暗く粉塵の多い環境でも鮮明な映像を取得できます。

カメラ角度を上下に変えることより、屋根の梁の撮影も可能です。

橋梁

従来の橋梁点検車やロープを使った橋梁点検手法では、夜間の点検作業や道路規制、交通規制費が必要です。ドローンによる点検を行うことで準備期間が短くなり、簡単で安全に活用してもらうことで全体の効率化に繋がり、コスト削減も可能です。

支承部に桁間から入り込み沓座モルタル、橋座面、アンカーボルト等を確認することが可能です。

桁内部及び桁下は暗い箇所が多いがELIOS 3を活用することで十分な照度を確保できます。

配管・下水道

ドローンを使用する事で、配管やダクト、埋没配管の外から操縦が可能。
事例として、海水を設備に送り込む埋没配管をELIOS2で点検したところ、作業員が2日かけて点検していた範囲を約4時間で点検することが出来ました。

下水道内部での飛行の様子。点検員が立ち入ることによる有毒ガスのリスクを排除し、図面にない配管の発見などの成果も得ました。

径の細いマンホールなどを通る際も、接触しても問題ない球体ガードがあるので安心です。

解析・3Dモデル化

ドローンによるガス検知や、撮影データを元にしたオルソ画像化や３Dモデル化も可能です。

ELIOS 3専用最新ソフト「Inspector4.0」。非GPS環境下でも飛行位置の特定が可能になりました。

対象物を精巧に3Dモデリング化することで、損傷箇所の細かな確認、大きさの測定などが可能です。

導入例

上下水道インフラのデジタライゼーションに向けて。 3Dモデル化サービスにより、現場環境の可視化と迅速化を実現

石油精製設備をドローン撮影で3Dモデル化。 DX推進により設備保全計画の高度化

 

人とドローンが協業する、デジタル発電所の実現に向け、 まずは自分たちでやってみる。

電力会社などのボイラ発電設備の点検にドローンを導入 稼働率向上で安定供給と環境負荷低減の両立へ

ドローン活用で埋設配管の点検を「５日→2時間」に大幅短縮。 安全を犠牲にせず、定期補修工事を工期内に完工

参考情報(外部サイト)

2020/3/7

• （経済産業省）プラント保安分野におけるドローンの安全な活用の促進に向け、「ガイドライン」と「活用事例集」を改訂しました

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